飛び（とび）
とびっことも言います。
同じ兄弟で、飛びぬけて大きく成長した個体を指します。
大きくなる遺伝子を持っているため昔から注目されていましたが、ハネとして、重要視されてはいませんでした。しかし、中部地区の一部ブリーダーは、長年、巨大な親から生まれた子を中心に種魚【特にメス】として仔引きをし、さらに飛びぬけて大きく成長した魚を種とし残して、巨大になる遺伝子を引き継いでいるブリーダーがいます。
その方は、サイズの小さい魚は、どんなに良くても評価が低く、価値も低い、なぜなら、小さいうちは、傷も目立たなく、品があり綺麗に泳ぐが、当歳止まりで、大きくならいからだと、熱く語っていました。どんなに良い魚でも大きく逞しくインパクトがある魚には、絶対勝てない、過去に一番になれない現実を突きつけられ悔しい思いをしたそうです。番付が相撲から来ているように、大関は、強く大きく迫力がないと駄目だそうです。
その系統の魚達は、当歳で16ｃｍUP 弐歳で21ｃｍUPになります。だれも挑戦していないことに挑戦することで、そのブリーダーの特徴がでるのも、らんちう飼育の楽しみです。